ブログほほえみ通信

「葉酸」は妊活でも重要な要素

「葉酸」はどうして体に必要なのかご存知ですか。
 
一般的に「葉酸」には主に3つの働きがあります。
1.細胞分裂を促す効果
肌や髪の毛、骨を健康に維持する上で必要不可欠とされる栄養素です。
 
2.造血作用、ホモシステイン増加抑制効果
動脈硬化や貧血予防、ホモシステインが活性酸素をつくるため、体の酸化予防に効果があります。
 
3.神経作用
アルツハイマーや認知症、うつ病の改善にも注目されています。
先日はNHK番組でも紹介されていました。
 
妊娠前、妊娠中、出産後にも「葉酸」は大事な働きがあります。
 
妊娠前は、造血作用や細胞の再生促進作用によって、子宮内膜を厚くするなど着床しやすい環境を整える効果があります。
また、ホルモンバランスを整える効果によって、月経前症候群の緩和や生理不順にも効果が期待できます。
 
妊娠中は、胎児の先天性異常を予防する上とても大切です。
とくに妊娠初期に胎児の脳や神経、臓器や器官が形成されます。
葉酸が不足すると、神経組織に異常をきたし多動症(ADHD)や運動障害、膀胱機能障害や脳に異常をきたして無脳症、ダウン症のリスクが考えれます。
また、低体重での出産や、早産の原因にもなりやすいです。
鉄分が少ないことで貧血症状なども起こりやすくなります。
 
厚生労働省からも妊婦さんに向けての葉酸摂取は推奨されています。
神経管閉鎖障害のリスク低減に繋がることが期待できるからです。
葉酸を摂取することで7割方軽減できると言われています。
 
出産後の授乳期は、母乳を通じて葉酸の栄養素が赤ちゃんに届けられ成長を助けてくれます。
 
葉酸が不足すると、粘膜に関係する部分に影響が現れやすいため、口内炎、食欲不振、下痢、便秘も粘膜細胞の代謝低下が考えられます。
 
男性も精子の染色体異常は、無精子症や乏精子症などの原因となります。
妊活中は夫婦で一緒に葉酸を摂取することをおすすめします。
 
葉酸は緑黄色野菜やレバーなどに多く含まれますが、熱や水に弱く調理すると成分が少なくなりますので、サプリメントも上手に活用して取り入れてください。

 

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不妊治療専門 子宝灸 ほほえみ鍼灸院(練馬 / 池袋 / 新宿)

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