生理痛があるときは血流を改善しましょう
日ごと気温が下がり、太陽が出ていない時間や朝晩は寒くなってきました。
人それぞれ体感温度が異なりますが、気づかぬうちに体を冷やしやすい季節です。
このような時期は、日頃から体質改善に向けて努力されている方の中でも生理痛があったという方がいます。
生理痛には、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮線筋症、クラミジア感染など病気が原因で起こるものもありますが、病気以外で生理痛が起こる原因として、ストレスや冷えも多いです。
生理は、子宮の収縮によって子宮内膜を排出させる働きがあります。その際、プロスタグランジンという物質の分泌によって子宮の収縮を促します。
骨盤内の血流が悪く、子宮の伸縮が弱かったり、血管を収縮させる作用もあるため、プロスタグランジンの分泌量が多くなると、キリキリした痛みや鈍痛、腰痛や胃痛、下痢、吐き気などを起こりやすいです。
子宮という呼び名は、子が宿る神のお宮だから子の宮といい、
赤ちゃん外界に産まれる際に通る道を産道と呼びます。
赤ちゃんが宿り、健やかに過ごせるようにする場所なので、全身の血液中の老廃物や毒素を月経という形で月に一度、子宮を通して体外に排出させます。
つまり全身の血液と子宮をキレイにする月に一度の大掃除というわけです。
なので、生理痛がある場合は血流をもっと良くする後押しが必要になります。
温かい飲食物を心がけたり、下半身が温かい服装を心がけたり、入浴や足湯、ホッカイロや湯たんぽなどを活用して、血行が良くなる取り組みをするのが大事です。
冒頭にあげた通り、季節の変わり目なのでそろそろ衣替えをされていると思いますが、
合わせて部屋の冬支度もすると尚良いです。
たとえば、絨毯、電気カーペット、ヒーター、ソファーや座布団やお布団のシーツ類を冬用にするなどを用意して、室内も暖かく整えましょう。
また寒い時期にフローリング上に布団1枚で寝るのも無意識に体を冷やしてしまいますので、
敷布団2枚にしたり、絨毯を下に敷いたり、電気毛布で敷き布団を温めておいて寝る時に電源を消したりすると温かい環境で質の良い睡眠を取ることができます。
冷気は下に溜まるので、部屋の下が温かい空気が漂うようヒーターを活用したり、窓側は冷気が強いので遮断する工夫や居場所を移したりすると良いです。
ベッドのスプリングやスノコなども冷気が入りやすいので対策すると◎。
砂糖系のお菓子や果物、生野菜、ナス果の野菜なども体を冷やしやすいので、これからの季節は少しずつ減らすと良いです。
環境や体が温かいと心身ともに緩むので血流も良くなります。
冷え対策しているつもりでも冷やしていることは多いので、やっているかどうかでなく、温かいと感じているか肌温度が温かいかで判断すると正確です。
参考にしていただけたら嬉しいです。