移植後の過ごし方
ほほえみ鍼灸院にいらっしゃる患者さんに、移植後の過ごし方について知っているか確認すると、病院からは「普段どおりに生活して大丈夫」と聞いているため、特に何も対策は考えていない、と答える方が多いです。
たしかに、これをやったら必ず妊娠するという方法はありません。
ですが、移植すれば妊娠すると安易に考えている方も少なくないです。
知らないばかりに、体に悪い影響を及ぼし、費用と時間を無駄にしてしまっている場合もあります。
少し意識して気を付けることが、もしかしたら少しでも早い妊娠につながる場合もあるかもしれません。
「あれが原因だったのでは?あれをやらなければ…」とタラレバで後悔して欲しくないので、
「自分が出来ることは全部尽力したぞ!あとは運を天に任すのみ!!」という状態で挑んで欲しいのです。
そのための知識のひとつとして、少しでも早い妊娠につながることを祈って、移植後の過ごし方について共有させていただきます。
<移植後の過ごし方>
結論からいうと、”とにかく下半身を温めること・リラックスして過ごすこと”です。
移植日当日は衛生上の問題で湯船に浸かれないので、しっかり足湯をすることです。
できれば、足湯は毎日続けてください。
特に35歳以上の方は必要最低限の行動だけ取って、後は安静にしてください。
(絶対安静ではありませんが、もし内膜に卵が着きかかっているとしたら、じっとしていた方が着床しやすいです。)
仕事をしている方は、移植後に少しでもじっとしていられるような対策と工夫をしてください。
どんなに暑い日で熱いと感じても、必ず手でお腹やお尻や足を触って肌温度が温かいのか冷たいのかを確認してください。
冷たい場合は温かくなるよう工夫してください。
気を付けて欲しいことは、
× 振動を与えないこと
(たとえば、自転車に乗る、走る、小走り、早歩き、ウォーキング、長時間歩き過ぎるなど)
× 圧迫しないこと
(たとえば、ストレッチ、ヨガ・ピラティス系、マッサージほぐし系(テニスボールなど健康グッズ含む)など)
× 腹圧かけないこと(腹筋つかうこと)
(たとえば、重たい荷物を持つ、寝起きに腹筋つかう体勢になるなど)
× 興奮するようなこと
(たとえば、ライブや劇場にいくなど)
当院にいらしている方には直接お伝えさせていただいておりますが、
遠方のため来院できない方や諸事情により来院できない方も
ぜひ参考になさってみてください。
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