ひと昔前まででは、あまり考える必要もなかった「精子の力」
最近ではNHKの番組で特集を組まれるほど、世の中で着目されている重要な問題となっています。
草食男子という言葉もあるように、精子に危険がせまっていると言います。
以前NHKで放送されていた内容がとてもわかりやすいく、ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、
大事なことなので、こちらのブログでも共有したいと思います。
受精して妊娠を成功させる力=「精子力」
精子が卵子まで辿りつかない、辿りついても受精できない、体外受精や顕微授精を何度挑戦してもなかなか成功しない場合、この精子力が関係している可能性があります。
・動きが悪い、あるいは動いていない
・数が少ない、あるいは無い
・奇形が多い
・そもそもDNAが傷ついている など
不妊治療で悩んでおられるカップルでも、不思議と男性は自分に原因は無いと思いこんでいるケースが多いです。
いつまでも精子さえあれば子どもができると思ってはいませんか。
おそらく1回の射精時の基準精子数が億単位と知識を持っているからではないでしょうか。
実際、億単位でも上記の通り、動きや形が悪かったり、傷ついていたりすれば、その中でいくつ正常な精子が残っているのでしょうか。
健康な人で1億個中4個しか正常な精子がいないそうです。
さらに30代から老化が加わると、場合によってはもっと少ない場合もあります。
顕微授精があるから大丈夫と思っていても、もし肝心のDNAが傷ついていたら…と考えると男性ももっと現実の自分の精子力を知ることが早い妊娠につながります。
ただし、精子は毎日生まれるため、日々の生活習慣や生活背景を見直すことで、精子力アップにつながることもあります。
日常で取り組める精子力アップの対策としては、
・運動不足 → 軽めの運動をすると◎
・坐り過ぎ → こまめに立ったり動いたりすると◎
・禁欲しない → タイミングあるいは採取する3〜4日前に1度出しておくと◎
・揚げ物など飽和脂肪酸の摂り過ぎ → 魚介類に含まれるオメガ3脂肪酸、亜鉛、ビタミンCなど◎
・体重管理する → 血流を良くすると◎
・寝る前のスマホやめる、照明をつけたまま寝ない、睡眠不足 → 質の良い睡眠をとると◎(7時間程度)
・長風呂、サウナ、膝の上でパソコン作業、ごろごろ寝そべるのはやめる → こたつや座イスでなく、椅子とテーブルに変えると◎
・ぴっちりした下着をはかない → トランクスなど◎
・喫煙、アルコール、カフェイン過多 → やめると◎
・夜勤がある人 → 遮光カーテンを活用すると◎
・ストレス過多 → 活性酸素を増やさない、リフレッシュが◎ など
サプリメントで栄養補助するのもおすすめです。
還元型コエンザイムQ10、ビタミンC・E、えごま油(亜麻仁油)、亜鉛、マカなどを摂ると、精子力がアップしやすいです。
その際、細胞の入れ替わりは、およそ3か月周期と言われているため、最低でも3か月は継続してのみ続けることが大切です。
これらのポイントは以下の2つ。
「活性酸素を増やさないこと」
「テストステロンを減らさないこと」
活性酸素が増えて溜まり過ぎると、精子が攻撃され傷つけられたり死滅する危険があります。
テストステロンも夜に分泌されるため、質の良い睡眠と量をとることが減少を抑制してしまうからです。
メンズ検査は、
・男性不妊の専門科
・泌尿器科
・体外受精を扱っている病院(体外受精を行う人対象)
で受けることができます。
精子が毎日生まれるように、値も毎回変動します。
取り組む中で、何回か受けて把握することが大切です。
精子力を上げると、もれなく将来の心臓疾患や糖尿病の予防にもつながります。
つまり、健康な体作りは、健康な精子を作るということです。
男性は言ってくれないと気付かない人が多く、
女性は言わなくても気づいて欲しい人が多いです。
夫婦であっても、男女の認識のズレは起きやすく多いものです。
・子どもが何で欲しいのか
・どんな家族を構築したいのか
未来の話をすることがズレを認識でき、一致につながります。
それから、
※ 治療以外の会話も楽しむこともお互いを認識し合う上で大切なので忘れてはいけません。
夫婦で何事も話し合い、納得した結論を一致させることが大切です。
鍼灸治療をタイミングあるいは採取の前に受けると、精子力がアップします。
ご夫婦で一緒に治療を受けに来られる方もいらっしゃいます。
どうぞ、お気軽にご相談ください。
不妊治療専門 子宝灸 ほほえみ鍼灸院(練馬 / 池袋 / 新宿)